正面スクリーンに映し出された映像を軸に展開されるインスタレーション。作品とパフォーマンスと鑑賞者の三竦みの関係を均衡にするべく、専門分野の異なる六人が集まり一つの空間を作り上げている。インストールされた物たちはリンクし時おり呼応する。その反応は意図的か偶発的か。元々映画館だった会場に足を運ぶ鑑賞者の存在が、作家たちが作り上げた空間に新たな変化をもたらす。