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​SKIN

本来視覚化されない情報を表皮に宿したオブジェクト作品がこの「skin」シリーズである。
陶磁素材で実物のスケールで制作したオブジェクトは、制作を進める度に縮小し最終的な焼成を終えると約10%〜18%程収縮する。その収縮分を比率計算して生成された粒がオブジェクトを覆うことで、実際に存在していたアウトラインを視覚的に再現している。

「vegetable skin」は自然物と異物の関係性に着目している。
自然物をモデルとしたオブジェクトを覆う粒は異物をイメージし形態を生成している。野菜や果物の持つ本来の造形美を覆い隠す不自然で異質な粒の存在はあらゆるものを想起させると共に、完成された一つの美を壊し、新たな価値観と存在感を与えている。
自然物と異物を交えることで造形されるオブジェクトの不気味さが双方の関係性を視覚的に表している。また実際のスケールを再現する行為と絡めることで、自然物と異物を掛け合わせる現代社会の行為の必要性を問いかけている。

vegetable-skin10.jpg
Vegetable skin

W2700×D300×H1000mm/2022
磁器
COMITE COLBERT AWORD2022 

IMG_1397.jpg
vegetable-skin1.jpg
vegetable-skin5.jpg
Vegetable skin #melon

W208×D220×H240mm/2022
磁器
COMITE COLBERT AWORD2022 

vegetable-skin2.jpg
Vegetable skin #green pepper

W208×D220×H240mm/2022
磁器
COMITE COLBERT AWORD2022 

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